2017年11月9日までに、三菱食品の子会社「ファインライフ」の59歳の元役員が詐欺容疑で逮捕された。
容疑者の詐取については、今年2017年4月21日に発表されていた。
⇒三菱食品の子会社「ファインライフ」元役員 9億8000万円着服 請求書を偽造
事件の詳細
逮捕容疑は、取引先からの請求書を偽造して、会社に新幹線の回数券4200万円分を購入させてだまし取ったというもの。
容疑者は、そうやって騙し取った回数券を金券ショップで換金していたという。
容疑者は、同様の手口で詐取を繰り返し、被害総額は11年間で約9億8000万円に上るという。
詐取した金額の使い道
詐取した金について、容疑者はマンションの購入や海外旅行に使ったと供述しているという。
カンタはこう思う
経理や会計担当が会社のお金を使い込むというニュースは度々起こるが、今回は役員が会社を騙して金をむさぼり取るというケースだ。
騙し取った金の使途も、マンション購入や海外旅行と、およそ程度の低いものばかり。
会社については、こういう人間を役員として置いておいた落ち度もさることながら、10億近くに損害が膨らむまで問題に気付けなかった管理体制についても非難されるべきだろう。
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