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脱税で告発 音楽プロダクション「アンサンブル・セシリア」 クラシック音楽コンサートの収入を申告せず

東京国税局は、東京の音楽プロダクション「アンサンブル・セシリア」と57歳の川岸美奈子代表を脱税の疑いで告発した。

「アンサンブル・セシリア」は、徳島県文化振興財団が主催するクラシック音楽のコンサートで演奏者を手配する仕事を請け負っていたようだが、手数料収入について税務申告していなかったらしい。

東京国税局によると、会社は去年までの3年間におよそ1億3000万円の所得を隠し、法人税およそ3000万円を脱税していたという。

そのため、東京国税庁は、会社と川岸代表を法人税法違反の疑いで東京地方検察庁に告発したようだ。

川岸美奈子代表

57歳で「アンサンブル・セシリア」の代表。

コンサートに出演する演奏者の手配などで得た手数料収入について帳簿を作成せず、無申告だったという。

朝日新聞の取材に対し、「1人で仕事をやっていたので経理に手が回らずどんぶり勘定だった。『怠慢で申し訳ない』と反省している」と話したようだ。

「アンサンブル・セシリア」

徳島県が設立した「とくしま記念オーケストラ」に演奏家を手配していた。

「とくしま記念オーケストラ」は、正式には「とくしま国民文化祭記念管弦楽団」という名称で、徳島県が県内の音楽文化の普及を目指して設立したものである。

カンタはこう思う

どうやら、川岸代表本人は経理関係に無頓着であったために起こった脱税行為であった可能性が高い。帳簿さえも作っていないので、架空経費の計上などで所得を隠そうと偽装した形跡もない。

ただ、こういった無申告の事案についても、過去の法改正で処罰対象になっている。

もちろん、無頓着かそうでないかについてはどうでもよく、納税義務を果たしたかどうかが問題となるわけである。無知や怠慢で済まされることではない。

だからこそ、みんな税理士を雇ったり、自分で貴重な時間を使って勉強したりして、面倒くさいながらも帳簿を作ったりしているわけである。

それにしても、億単位の所得を得ておいて、納税せずに済むと考えるのはあまりにも一般常識とかけ離れている。一度も納税したことがないのだろうか。



参考資料:
・『音楽プロダクション 脱税の疑いで告発』、NHKニュース、2017年5月31日、http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170531/k10011001161000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_003
・磯部征紀、田内康介 磯部征紀、田内康介、『演奏家手配、オケのプロデュース会社が脱税か 国税告発』、朝日新聞、2017年5月31日、http://www.asahi.com/articles/ASK5Z3PS4K5ZUTIL016.html

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