1. TOP
  2. 時事・ニュース
  3. 国内ニュース
  4. 福島ニュース
  5. 南相馬市ローカルニュース
  6. 復興補助金10億円を騙し取った疑い 「ルキオ」の元代表取締役逮捕 費用を水増しして補助金を申請

復興補助金10億円を騙し取った疑い 「ルキオ」の元代表取締役逮捕 費用を水増しして補助金を申請

2017年9月27日、福島県警は、印刷関連会社「ルキオ」の元代表取締役の古谷庄悟容疑者ら数人を詐欺容疑で逮捕した。

古谷庄悟容疑者らは、東京電力福島第1原発事故の被災地の産業復興のために交付される企業立地補助金約10億円を騙し取ったという。

事件の経緯

「ルキオ」は、工場を福島県南相馬市に建設。3年前の2014年3月に操業を開始した。

5月に、福島県は補助金として10億7950万円を交付したものの、その一部が不正受給であることが判明した。

会社は不正分を全額返済したものの、2016年12月に県は「手口が悪質だ」ということで告訴していた。

不正受給の手口

ルキオは、補助金の対象となる業務用プリンター設備を購入する際に、発注書や納品書の金額を水増しして申請していたようだ。

つまり、工場を新設するためにかかった費用を水増しして、本来受け取れるべき額よりも多く補助金を受け取ったということだろう。

「ルキオ」とは

東京の世田谷区に本社を置き、プリンターの販売などを行っていた会社。

2017年3月に破産手続きを開始した。



カンタはこう思う

補助金は、被災地の産業振興や復興を目的として設置されたもので、今回の詐欺事件のように、補助金の不正受給という形で復興に水を差す行為が実際に行われていたのは残念である。

大きな金が動く場所にはこういった詐欺や横領事件が起こりやすいというのも事実だが、表で「被災地の復興」を掲げておきながら、裏で復興のための資金を不正に受け取っていたわけだから、たちが悪い。

県が激怒して刑事告訴に踏み切ったのは当然と言えるだろう。補助金の不正分は全額返還されているものの、やはり悪質ではある。

まあ、不正分を全額返納した後に会社は破産しているわけで、経営者としては、補助金が会社の存続のための最後の頼みの綱だったのかもしれない。

会社は倒産したようだが、大切な復興資金が投入されて工場はできているわけだから、願わくばこの工場だけでも有効利用して欲しいものだ。

タックス・イーター-消えていく税金

参考資料:
・『震災復興関連の補助金10億円詐取、容疑の2人逮捕 福島県警』、産経ニュース、2017年9月27日、http://www.sankei.com/affairs/news/170927/afr1709270031-n1.html
・『復興補助金10億円余だまし取った疑いで逮捕 福島』、NHKニュース、2017年9月27日、http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170927/k10011158221000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_004

当サイトの公式ツイッターアカウントをフォローして、最新記事を受け取ろう!