【動画】テムズ川に「白い物体」正体は… ロンドンは大興奮

イギリス・ロンドンのテムズ川に、「白い生き物」が出現した。
その白い生き物の正体は…。
なんと「シロイルカ」だという。
別名「ベルーガ」とも呼ばれるシロイルカは、北極圏に生息するイルカで、北極圏よりも1000キロ以上南にあるテムズ川で見られることは、ほぼありえないようだ。
普段見られないベルーガが見られた、ということで、地元は大きな興奮の渦となっている。
その様子を映した動画がツイッターにアップされていた。
Still here and showing well #BELUGA pic.twitter.com/uGqz3XabdP
— Dave Andrews (@iPterodroma) 2018年9月25日
なぜテムズ川にシロイルカが?
それにしても、普段は北極圏に生息するイルカが、なぜ1000キロ以上も南にあるテムズ川に現れたのだろうか。
専門家は、先週に北極圏で発生した嵐の影響で、テムズ川に迷い込んだ、という見解を示しているようだ。
シロイルカとは
シロイルカは、学名が Delphinapterus leucas のシロイルカ属のイルカだ(ちなみに、シロイルカ属に含まれるのはシロイルカのみ)。
英語圏では、beluga whale などと呼ばれる。
北極海やベーリング海北部、オホーツク海などに生息している。
体の色は白く、体長は4メートルから5メートルほどにもなる。体重も、オスは1000キログラムを超える。
ということで、遠目にはきれいでかわいいが、実際に近くに寄ったら、かなり巨大で圧倒されるような生き物である。
Brexit にからめたジョークも
Brexit(ブレグジット)に絡めた皮肉じみたジョークもSNSに投稿されている。
例えば、「もし2年後に来ていたなら、ビザが必要だったね」とか「アイルランドとの国境が出来る前に来たようだ」といったもの。
イギリスらしいね。
日本でも過去に似たようなニュースが
日本でも、2002年、多摩川にアゴヒゲアザラシ(「タマちゃん」と名付けられた)が現れて大きなブームとなったことがあった。
覚えている方も多いのでは。
もう16年も経つのか…。
・『ロンドン テムズ川に北極圏のシロイルカ 地元の話題に』、NHKニュース、2018年9月26日、https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180926/k10011644761000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_011
・Can you beluga it? Your reaction to whale in Thames, BBC NEWS, 25 September 2018, https://www.bbc.com/news/uk-45643824
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