2018年9月13日、成田空港で「不発弾のようなもの」が発見された。
そして、この出来事の発端は、「成田闘争」であるという。
一体「成田闘争」とは何なのだろうか。
不発弾のようなものを発見
13日午前3時半頃、成田空港のA滑走路の北端近くにある緑地帯で作業をしていた工事業者から「不発弾のようなものがある」と連絡があったという。
そのため、午前5時半頃から、A滑走路を閉鎖しているという。
「不発弾のようなもの」は、筒状のもので、一部が土に埋まっており、約50センチほどが見えている状態のようだ。
A滑走路を閉鎖
成田空港には2本の滑走路があり、そのうちのA滑走路が閉鎖されている。
B滑走路は通常通り運用しているものの、今後便数が増えると、影響が出る可能性がある。
「成田闘争」で使われた「飛翔弾」か
今回見つかった「不発弾のようなもの」は、いわゆる「成田闘争」で使われた「飛翔弾」である可能性があるという。
成田闘争とは何か
成田闘争とは、「三里塚闘争」とも呼ばれるもので、成田空港の開港に伴う反対運動で起こった闘争のこと。現在進行中。
死者も出るほどの問題となった。
成田闘争を含む成田空港に対する反対運動のため、成田空港は処理能力の点で大きなハンデを負うこととなった。
そのため、成田空港が国際的な評価を下げ続け、3本の滑走路を持つ韓国の仁川国際空港(インチョン空港)などに追い抜かれることになる大きな原因となった。
「時事・ニュース」一覧へ