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「独立賛成が90%以上」スペイン・カタルーニャ州の住民投票の結果

2017年10月1日、スペインのカタルーニャ州で、スペインからの独立の賛否を問う住民投票が行われた。

カタルーニャ州政府は、暫定結果として、独立賛成が90%以上を占めたと発表した。

住民投票

住民投票は、カタルーニャ州のスペインからの独立を問うもので、1日に行われた。

投票資格は約534万人で、42%余りとなる226万人が投票。そのうち、90%以上が独立賛成に票を投じたという。

スペインの対応

スペインのラホイ首相は、「住民投票は行われなかった」とテレビ演説で主張。憲法違反で住民投票は無効との姿勢を示した。

今回の投票について、中央政府は憲法違反と主張し、警察が一部の投票所を封鎖するなどしたため、住民との衝突に発展。844人が病院で手当てを受けたという。

カタルーニャ州の独立?

カタルーニャ州のプチデモン州首相は、今回の投票結果を受け一方的な独立宣言に踏み切る可能性もあるようだ。

カンタはこう思う

今回の住民投票に不正が無かったとすれば、多くのカタルーニャ州住民がスペインからの独立を望んでいるということになる。スペイン中央政府の対応のまずさが招いた事態と言える。

さらに、中央政府は、警察を動員して投票所を封鎖するなど武力で投票を妨害するという暴挙に出た。このような中途半端な対応が、より中央政府に対する反感を招いたといえるし、こういった対応をこれまでも行ってきたからこその住民の反発ではないかとも思う。

カタルーニャ州の住民が独立を望んだ背景には、その文化的背景のみならず、自分たちが経済的に不公平な扱いを受けた不満があるといえる。

結局のところ、不公平感や自分たちの権利の低減に不満を持つ人が多いことが今回の投票結果につながったということで、イギリスのEU離脱(ブレグジット)と似たものだろう。

現実的なプラス・マイナスを考えると、傍から見れば独立することが必ずしも良いとは思えないが、やはりそこで暮らす人々の感情が投票に大きな影響を及ぼす。

カタルーニャ州政府の今後の対応に注目である。

参考資料:
・『カタルーニャ州政府「独立賛成が90%以上」』、NHKニュース、2017年10月2日、http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171002/k10011164741000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001

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