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「キリン」と「麒麟」、読み方が同じなのは偶然?ちょっと意外な関係とは

「首の長い動物は?」と聞かれて、誰もが最初に思い浮かべるのは、「キリン」だろう。

そして、キリンと同じ読み方をする空想上の動物「麒麟」を知っている人も多いと思う。有名ビール会社の商標にもなっているのでそこから知る人も多そうだ。

「麒麟」は、中国の想像上の動物で、聖人が表れる前兆として現れると言われていた。

麒麟は、動物のキリンと同じ読み方をするが、これは実は偶然の一致ではない。両者には意外な関係があったのである(ちなみに、日本語でも「キリン」を漢字で書くと「麒麟」となる)。

「キリン」の名前の由来

動物のキリンにその名前がつけられたのは、古く15世紀初めまで遡る。

当時、中国は永楽帝によって治められていた。その永楽帝に、アフリカから持ち帰られた珍しい動物が献上された。

その珍しい動物の中で一際注目を集めたのが首の長い斑点模様の動物、今私たちが「キリン」と呼んでいる動物だったのである。

キリンは、当時東アフリカで「ギリン(gilin)」と呼ばれていた。その発音が「麒麟(中国語:qilin)」に似ていたので、その動物は「麒麟」と呼ばれるようになったのである。

ちなみに、現在中国ではキリンのことを「长颈鹿(changjinglu)」と呼ぶ。直訳すると「長い首の鹿」という意味だ。

中国本家では使わなくなった「キリン」という名称を日本は今まで律儀に使っていたことになる。しかし、私は「長首鹿」という名称を与えられるくらいなら、「キリン」のままで良かったと思う。

参考資料:
宮崎正勝、『モノの世界史ー刻み込まれた人類の歩み』、原書房、2002(⇒『モノの世界史ー刻み込まれた人類の歩み』の書評

 


カテゴリ: 雑学と豆知識

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