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鏡餅(かがみもち)の上に乗っているのは「みかん」ではない?果物を乗せる意味とは

最近はあまり見られなくなったが、昔から日本では正月に「鏡餅」を居間などに置いておく風習があった。

そして、鏡餅の上には「みかん」を乗せる、という風に思っている人も多いのではないかと思う。実物は見たことがなくても、イラストなどでは鏡餅の上にみかんが描かれているものが多い。

実は、鏡餅の上に乗っている果物は、正式には「みかん」ではない。いや、「ミカン科」の果物ではあるのだが。

鏡餅の上に乗っているのは「橙」

鏡餅の上に乗っている果物は「橙(だいだい)」という。片仮名で「ダイダイ」と表記されることもあるようだ。

子供の頃、「橙色(だいだいいろ)」という色を色鉛筆で見たことがある人もいるだろう。その「橙」である。

「橙」はどんな果物?

「橙」は、ミカン科の常緑樹およびその果実を指し、昔中国から日本へとやってきた。

橙は英語で bitter orange と言い、日本語でも「ビターオレンジ」と書かれることもある。

ビターオレンジというその名前が示す通り、苦味や酸味が高いため、元々生食には向かないとされてきたが、ポン酢などの食酢に使用されるようになった。また、その高い苦みのために、日本では正月に鏡餅の上に乗せる「正月飾り」として使用されてきたのは、上述の通りである。

なぜ橙は正月飾りとして使われるようになった?

それではなぜ橙は鏡餅の上に置かれるようになったのだろう。

その理由は、橙の実が成熟してもなかなか木から落ちず、大きく実るという性質から来ている。

その様が縁起良しとされ、「橙」=「代々」と読みが同じであることから、「家が代々繁栄するように」と鏡餅の上に置かれるようになったということだ。

 

最近は、ハロウィーンのかぼちゃを模したおもちゃなどを家に置くことはあっても、橙を飾った鏡餅を正月に置く家庭は少なくなった。

たまには、欧米の風習だけではなく、日本古来の文化を愛でる機会を持ってみてはどうだろうか。

鏡餅


カテゴリ: 雑学と豆知識

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