
2018年5月6日、昭和の人気漫画『愛と誠』の原画1枚がインターネット上のオークションで400万円で落札された。
しかし、この落札された原画が、紛失された原画の1枚であることが判明した。
不正入手された原画?
今回落札された原画は、『愛と誠』が連載されていた「週刊少年マガジン」の編集部が紛失した原画15枚のうちの1枚だという。
また、残る原画14枚は依然として不明のようだ。
そのため、講談社は、今回落札された原画が不正に入手され、出品された原画である可能性があると指摘、今後他の原画が売りに出されても購入しないように要請する文書を公式サイトに掲載した。
『愛と誠』とは
梶原一騎原作、ながやす巧作画の純愛物語。昭和48年に連載が開始されたという。
筆者もかなり昔に読んだことがあるが、かなりど直球の純愛物語だったと記憶している。読んでいるだけで恥ずかしくなるような…。ある意味衝撃的だった。
昔に映画化もされた。
映画化に向け、昭和49年頃に原画を関係先に貸したが、そのうちカラー10枚とモノクロ5枚の原画が所在不明となったという。
関係者がネコババしてしまったのだろうか?それが何らかの形で、今回オークションに出品されたのかもしれない。
ちなみに、つい数年前にも、映画化されていたようだ。妻夫木聡、武井咲、斎藤工などが出演している。
まんだらけのオークションサイト
紛失した原画が出品されたのは、漫画専門店「まんだらけ」の会員制競売サイト。
編集部が出品されているのを発見し、サイト側に中止を要請したものの、原画は落札されてしまったという。
まんだらけ広報部は、「原画を扱ったのは事実だが、担当者が不在で詳細は分からない」とコメントしたという。
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-参考資料-
参考資料:・『紛失した「愛と誠」の原画が競売サイトに…400万円で落札 講談社「購入しないで」』、産経ニュース、2018年5月11日、http://www.sankei.com/affairs/news/180511/afr1805110002-n1.html