ソクラテスという名前を聞いたことがない人はおそらくいないでしょう。 とても有名な哲学者です。 しかし、ソクラテス自身の著書が存在しない、という事実を知る人は意外と少ないのではないでしょうか。 それなのに、なぜソクラテスの哲学がこれほどまでに広がったのでしょうか。 その理由を知るのに欠かせないのが、プラトンとクセノフォンです。 ソクラテスは自分の思想を書き著そうとしなかった ソクラテスは、紀元前470年に生まれたギリシアの哲学者です。 彼は存命中、多くの人間に影響を与えましたが、自身の思想を書き著そうとはしなかったようです。 そこで、ソクラテスに影響を受けた人物のうち2人がソクラテスの思想を後世に伝えようとソクラテスの言葉を書き著したのです。 その2人の人物とは、クセノフォンとプラトンです。 … [もっと読む...] about ソクラテスは本(書物)を書いていない?プラトンの功罪
寿命を決める「テロメア」を2倍にしてマウスの平均寿命を12%延ばす Nature Communications誌
スペイン国立ガン研究センター(Spanish National Cancer Research Center)の研究チームが、マウスの平均寿命を12%延ばすことに成功したという驚きのニュースがありました。 この実験では、遺伝子操作を行わずにマウスの寿命を延ばすことに成功したそうです。 Nature Communications … [もっと読む...] about 寿命を決める「テロメア」を2倍にしてマウスの平均寿命を12%延ばす Nature Communications誌
珠玉の読み切り漫画集 『創生日記-藤子・F・不二雄SF短篇集①』の書評 ネタバレ注意
『創生日記-藤子・F・不二雄SF短篇集①』は、F・不二雄が描いたちょっと大人向けの短編マンガ集です。 以下の作品が収録されています。 「マイ・シェルター」 主人公が飲み屋で最初に言うセリフが「ジ・エンド」というところが、作者の意図していたかどうかは定かではありませんが、この作品のテーマを表しているようで面白いですね。 夢オチに近い内容ですが、現実に起こる可能性のある出来事を鋭く描写しています。 人間の愚かさはあらゆるところで見受けられますが、その最大たるものは、「愚かだと分かっていることをやめられない愚かさ」なのかもしれません。 また、他人がどうにかしてくれる、とか、こんなことが起こるはずがない、という、甘えにも似た、根拠のない希望論を持ちがちなのも人間の特徴です。 「創生日記」 神様になって世界 … [もっと読む...] about 珠玉の読み切り漫画集 『創生日記-藤子・F・不二雄SF短篇集①』の書評 ネタバレ注意
ネタバレ注意『メフィスト惨歌-藤子・F・不二雄SF短篇集②』の書評 秀逸なオチ
この短編集は、読み切り漫画集である『創生日記-藤子・F・不二雄SF短篇集①』の次作となる作品集です。 ・珠玉の読み切り漫画集 『創生日記-藤子・F・不二雄SF短篇集①』の書評 ネタバレ注意 『メフィスト惨歌-藤子・F・不二雄SF短篇集②』は、F・不二雄が描いたちょっと大人向けの短編マンガ集です。 以下の作品が収録されています。 「メフィスト惨歌」 仕事ができない悪魔が人間にやり込められるという話です。 「悪魔と人間」という設定自体は、昔話でも見られるものです。 ただ、この話がそういった昔話と違うのは、人間の方が常に悪魔よりも優位な立場にあるというところでしょう。 哀愁漂うサラリーマン悪魔には同情さえ覚えます。 なぜ作品名が「賛歌」ではなく「惨歌」なのか分かります。 「倍速」 オチ … [もっと読む...] about ネタバレ注意『メフィスト惨歌-藤子・F・不二雄SF短篇集②』の書評 秀逸なオチ
異臭騒ぎの事例:原因や真相
現代においては、社会における匂いが騒動の原因となることがあります。 特に、化学物質などの異常・異質な臭いが発生すると、「異臭騒ぎ」が起こることがあります。 今回は、社会で注目された異臭騒ぎの事例を紹介します。 兵庫県明石市の異臭騒ぎ:2019年 2019年10月26日、兵庫県明石市のJR明石駅の近くで、異臭騒ぎがありました。 異臭の原因は、なんと毒性のある劇物。 そんな物騒なものが植え込みから見つかったそうです。 一体なぜそんなものが…。 原因は亜ヒ酸ナトリウムなどの劇物 26日午後0時30分頃、JR明石駅前にいた通行人から、異臭がするとの通報があったそうです。 署員が現場に駆け付け、植え込みの中から茶色い粉末や液体を発見しました。 明石市の消防局が簡易検査をしたところ、 … [もっと読む...] about 異臭騒ぎの事例:原因や真相