2017年11月6日、熊本県御船町で、80代の女性が顔に多数の傷を負った状態で見つかる事件があった。
警察は、殺人未遂も視野に入れて捜査を続けていたが、犯人は意外にも「ネコ」である可能性が浮上してきたようだ。
事件の詳細
6日午後7時頃、御船町七滝の住宅の寝室で、この家に住む82歳の女性がベッドの上で顔に多数の傷を負っているのが発見された。
女性は、高齢のため会話ができず、寝たきりの状態で介護を受けていたという。
警察は、殺人未遂事件の疑いもあるとして捜査していた。
餌付けしていた野良猫のつめから血液反応
しかし、部屋に荒らされた形跡などがなかったようだ。また、松本さんの顔の傷は深くなかったようだ。
そして、家族が餌付けしていた野良猫数匹を調べたところ、1匹のつめの付近から血液反応が出たという。
そのため、警察は、この猫が松本さんの顔に爪を立てた可能性があると見て、つめ付近から収集した血液の分析を進めているようだ。
カンタはこう思う
犯人は意外にも猫である可能性が高そうだ。
おそらく、捜査関係者も、比較的早い段階で猫が犯人かもしれないと気づいていたと思われる。
野良猫の捕獲は大変だっただろう。ご苦労様である。
被害者の女性は介護を受けていたということだが、介護の人も色々と疑われたのかもしれないと思うと気の毒である。
野生動物の餌付けは楽しいかもしれないが、人間社会にとっても、動物たちにとっても好ましい行為ではない。そして、動物たちから思わぬしっぺ返しを食らう事もあるようだ。
野生動物に安易に餌をあげるのはやめるべきだろう。エサを挙げる本人だけが楽しいだけの自己満足の行為である。
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