『ソクラテスの弁明』とは、ソクラテスの弟子プラトンが著した対話篇の1つである。ソクラテスの裁判での言動を描写している。 「対話篇」とは、英語で … [もっと読む...] about 『ソクラテスの弁明』とは プラトンが描くソクラテスの人間性
書評
アンガーマネジメントとは何か 学ぶためにオススメの本『怒りに負ける人 怒りを生かす人』安藤俊介著
「アンガーマネジメント」とは、文字通り解釈すると、「怒りを管理すること」という意味だ。 アンガーマネジメントという考えは、特にアメリカで流行し、日本にも持ち込まれた。 ただ、「怒りを抑える」という概念自体は、日本からも古くから根付いているように思う。また、「感情を抑える」ということは、日本ではしばしば美徳と捉えられてきた。 だが、日本のそういった美徳も、近頃はそれほど感じられなくなった。それどころか、適切に「怒り」を表現することができない人が多くなってきたのではないか、とも感じる。 社会における人間関係の希薄さや、技術の進歩、社会のグローバル化など、様々な要因が複雑に絡み合っているのだと思う。 安藤俊介著『怒りに負ける人 怒りを生かす人』は、現代の人間が抱きがちな「怒り」をただ抑えるのではなく、うまく活用するためのヒントを … [もっと読む...] about アンガーマネジメントとは何か 学ぶためにオススメの本『怒りに負ける人 怒りを生かす人』安藤俊介著
上達の方法や極意を学べる本『習得への情熱』ジョッシュ・ウェイツキン著 チェスと武術で頂点を極めた男の自伝
ある分野における上達や習得の方法を説明する本は巷にあふれているが、様々な分野に応用できるような「上達の極意」を伝えるような本は少ない。 ジョッシュ・ウェイツキン(Josh Waitzkin)著(吉田俊太郎訳)『習得への情熱 チェスから武術へ――上達するための、僕の意識的学習法』は、様々な分野の上達に応用できるような方法論や考え方を惜しげもなく披露している。 なお、本書の原題は The Art of Learning: An Inner Journey to Optimal Performance … [もっと読む...] about 上達の方法や極意を学べる本『習得への情熱』ジョッシュ・ウェイツキン著 チェスと武術で頂点を極めた男の自伝
自分を変えたい人におすすめの本『3週間続ければ一生が変わる』ロビン・シャーマ
このロビン・シャーマ著『3週間続ければ一生が変わる』は、お手軽に人類の叡智に触れる機会を増やしてくれる本だ。 タイトルは「3週間続ければ~」と銘打っているが、この本は最近流行っている、いわゆる「習慣づけ」の本ではない。それは、原題が Who Will Cry When You Die? … [もっと読む...] about 自分を変えたい人におすすめの本『3週間続ければ一生が変わる』ロビン・シャーマ
中級以上の英語の文法学習にオススメの本 『英文法解説』江川泰一郎著
英語の深い理解に役立つ本。 内容的には、高いレベルの文法解釈を扱っているので、初心者には向かないし、受験対策の本としても内容が高度過ぎる気がします。 ということで、本書の対象としては、英語を専門的に使っているプロの人か、英文法を専門的に扱う学生や研究者たちだろうと思います。 著者の江川泰一郎とは これだけの量の文法知識を単独の著者で作り上げたというのは驚きです(著者は教授だったので、アシスタント的な人はいたかもしれませんが、著者として言及されているのは江川泰一郎ただ一人)。 著者の江川泰一郎は、東京学芸大学の名誉教授だった人で、2006年に亡くなっています。 英語の文法に関する著書を数々手がけています。 『英文法解説』の使い方・読み方・通読について 本書は、上述したように、かなり高度な内容を扱って … [もっと読む...] about 中級以上の英語の文法学習にオススメの本 『英文法解説』江川泰一郎著