りっしんべんに「栗」と書くと、「慄」という漢字になります。
さて、この漢字「慄」をご存知ですか。
「慄然」といった言葉に使われます。
「慄」の読み方 音読みと訓読み
「慄」の音読みは「リツ」です。
また、「慄」の訓読みは「おそ(れる)」「おのの(く)」です。
「慄」の意味
「慄」は、「おそれる」とか「おののく」、もしくは「恐れおののく」という意味です。
「慄然」の読み方と意味
「慄然」は「りつぜん」と読みます。
「慄然」の意味は、「ぞっとするさま」とか「おそれふるえるさま」という意味です。
あまりの恐ろしさに震えおののく、という感じです。
「あまりの惨状に慄然とした」という風に使われます。
「戦慄」の読み方と意味
「戦慄」は「せんりつ」と読みます。
「戦慄」の意味は、「恐ろしさのあまり、震えおののくこと」です。上述の「慄然」と同じような意味ですが、使われ方が少し異なります。
「戦慄」は、「戦慄を覚える」とか「戦慄が走る」という表現で使われることが多いです。
例えば、「驚愕の事実に戦慄を覚えた」という風に使います。
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-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年