クレジットカードの不正使用については、時折ニュースになりますが、今回のニュースについては驚きました。
スーパーマーケットのレジ係のアルバイトが、客のカード情報を不正に取得し、1000万円以上の被害が出ていた事件なのですが…。
一体、どのようにして不正に取得していたのでしょうか。
レジ係がカード情報を不正取得した方法
今回の事件で、スーパーのレジ係のアルバイトがカード情報を不正取得した方法は、なんと「カード情報を盗み見、記憶する」というものです。
具体的な方法についてはもちろん分かりませんが、全ての情報を記憶していたのだとしたら、すごいことです。
以前、記憶の達人のドキュメンタリー番組を見たことがありますが、そういう特異な能力を持った人であれば、不可能なことではないのでしょう。
超アナログで原始的なやり方ですが、同時にこの方法による不正利用を防ぐのもかなり難しいのではないでしょうか。
この犯人は、不正取得したカード情報を予約サイトなどで利用したということです。つまり、物理的なカードがなくても、カード情報さえあれば、クレジットカードを不正利用できるということです。
ただ、通常の万引きなどでは、それほど特殊な能力がなくても、誰でも行えるものです。それでも、ほとんどの人は万引きをしません。それは、多くの人に良心があるからです。
今回の事件のように、驚異的な記憶力を持つ人はそれなりに多くいると思いますが、それでもほとんどの人はこういう行為を行わないでしょうね。
犯人は16歳の高校生
驚いたことに、逮捕されたのは横浜市在住の中国国籍の高校生2年生で、まだ16歳だということです。
この高校生が逮捕されたきっかけとなる事件は、2020年1月、盗んだカード情報を使って、航空会社の予約サイトを通じて、航空券を4枚購入し、合わせて約14万円をだまし取った疑いです。
しかし、この高校生は、少なくとも2019年11月から2020年2月にかけて、約1000万円以上もの不正利用を繰り返していたそうです。東京ディズニーランドや、大阪のUSJなど、全国のテーマパークに遊びに行くための費用に充てていたようです。
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参考資料:
・『クレジットカード情報不正取得 1000万円以上利用か 高校生逮捕』、NHKニュース、2020年6月23日、https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200623/k10012480631000.html?utm_int=all_side_ranking-access_002