2019年11月1日、とんでもないニュースが出ました。
なんと、警察官が詐欺の片棒を担いでいたというものです。
この警官は、特殊詐欺で金品を受け取る「受け子」だったというのです。
事件の詳細
特殊詐欺の「受け子」として逮捕されたのは、神奈川県警第1交通機動隊の24歳の巡査です。
この巡査は10月7日、横須賀市の80代の男性の自宅でキャッシュカード2枚を盗んだ疑いがあります。
このキャッシュカードで現金50万円が引き出された際の防犯カメラの映像で、この巡査が浮上してきたようです。
巡査は容疑を認めているようです。
特殊詐欺の手口
巡査が被害男性の自宅を訪れる30分前に、男性の家に警官を名乗る男から「逮捕した詐欺事件の犯人があなたの口座から現金を引き出したと言っているので、刑事を向かわせます」といった内容の電話がかかってきたそうです。
そして、男性の自宅を訪れた巡査は、男性にキャッシュカードを封筒に入れさせ、その封筒を別の封筒とすり替えてキャッシュカードを盗んだそうなのです。
古典的な手法ですが、まさか目の前の本当の警察官がそんなことをするとは誰も思わないでしょう。
この巡査は、特殊詐欺グループの「受け子」だと見られています。
警察官が詐欺の片棒
詐欺を捕まえる役割の警官が詐欺の片棒を担いで犯罪を犯していたとしたら、一般市民はどのように自分の身を守ればよいのでしょうか。
警察を騙った詐欺、というのはこれまでもあったと思いますが、まさか本物の警官が詐欺グループの受け子だったというのは、なかなかありえません。
警官の立場を悪用した犯罪で、かなり悪質ですね。
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