小学校で「いじめ」と聞くと、普通は子供同士のイジメを想像します。
でも、学校で起こるイジメは、子供同士だけではありません。
実は、教師同士でも起こり得るものなのです。
今回、神戸市で教諭同士で行われたいじめが明らかになりました。
神戸市の教諭へのいじめ
2019年、神戸市須磨区にある市立東須磨小学校で、20代の男性教諭がいじめを受けていたことが明らかになりました。
イジメをしていたのは、30代から40代の男女の教諭です。男だけではなく、女も男性いじめに加わっていたようです。
悪質ないじめの内容
いじめの内容は、以下のようなものです。
・日常的に暴言を浴びせる
・LINEを使って他の同僚の女性教諭に性的なメッセージの送信を強要
・車の中に飲み物をわざとこぼす
ひどい話です。「日常的に暴言を浴びせる」というのは、パワハラに該当しそうですね。
また、LINEを使って他の女性教諭に性的なメッセージを無理やり送らせる、なんて、まるで中学生などの子供がやりそうな行為です。
こういったイジメを、30代から40代といういい歳をした大人、しかも教師という立場の人間が行っていたというのだから驚きです。
いじめを受けた男性教諭
いじめを受けた男性教諭は、精神的に不安定になり、先月から仕事を休んでいるそうです。
この男性教諭の家族からの連絡を受けて、市の教育委員会が調査を行ったところ、4人の行為がハラスメントに該当すると認定されました。
参考資料:
・『車に飲み物わざとこぼす 小学校教諭4人が悪質ないじめ 神戸』、NHKニュース、2019年10月4日、 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191004/k10012112741000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_009