手偏(てへん)に考えると書いて、「拷」という漢字があります。
「拷問」といった言葉で使われる漢字です。
今回は、漢字「拷」について学びましょう。
「拷」の読み方 音読みと訓読み
「拷」の音読みは「ゴウ」です。常用外ですが、「コウ」とも読みます。
また、「拷」の訓読みは「う(つ)」です。
「拷」の意味
「拷」は、「たたく」とか「うつ」という意味です。「叩いて責める」という意味合いです。
例えば、「拷つ(うつ)」とは、自白させるために、叩いたりするなど肉体的な苦痛を与える、という意味です。
また、「拷」には「かすめ取る」とか「奪う」という意味もあります。
「拷問」とは 読み方と意味
「拷問」は「ゴウモン」と読みます。
「拷問」の意味は、「肉体に苦痛を与えて、自白を強要すること」です。
もちろん、現在の日本の法律では禁止されています。
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-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年