「分ける」の「分」に「頁(おおがい)」を組み合わせると「頒」という漢字になる。この漢字は何という漢字か分かるだろうか。
ちなみに、「頁」は「ページ」という漢字だが、部首で使われる場合は「おおがい」と読む。
「頒」も「おおがい」を部首として持つ。
今回は、「頒」についてまとめた。
「頒」の読み方 音読みと訓読み
「頒」は、音読みで「ハン」と読む。
また、訓読みには「わ(ける)」、「し(く)」、「まだら」がある。
「頒」の意味
「頒」は、「わける。広くいきわたらせる。」という意味がある。
また、「まだら」という意味もある。
ただ、この「まだら」という意味においては、「頒」よりも「斑」が使われることが多いと思う。
それでは、「頒」を使った言葉についてみていこう。
「頒価」の読み方と意味
「頒価」は「ハンカ」と読む。
「頒価」の意味は、「頒布する物、つまり広く分け配る物の価格」という意味だ。
「頒布価格」ともいう。
特に、非売品などを頒布する際の値段という意味がある。
「頒布」の読み方と意味
「頒布」は「ハンプ」と読む。
「多くの人に広く配り分けること」という意味だ。
「配布」とほぼ同じような意味で使われる。
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-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年