馬偏(うまへん)に「川」と書いて、「馴」という漢字があります。
例えば、「馴染む」や「馴れ合い」といった言葉で使われます。
今回は、漢字「馴」についてご説明します。
「馴」の読み方 音読み・訓読み
「馴」の音読みは「ジュン」「シュン」「クン」です。
また、「馴」の訓読みは「な(れる)」「な(らす)」「よ(い)」「おし(え)」です。
「馴」の意味
「馴」には、「なれる」や「ならす」という意味があります。
また、「おとなしい」や「従順な」という意味もあります。
「馴致」とは 読み方と意味
「馴致」は「じゅんち」と読みます。
「馴致」とは、「なれさせること」や「なじませること」という意味です。
例えば、「野生動物を馴致する」という風に使います。
さらに、「馴致」には「徐々にある状態にしていくこと」という意味もあります。
「トナカイ」を漢字で書くと「馴鹿」
「馴鹿」は、「トナカイ」もしくは「じゅんろく」と読みます。
そうです。サンタクロースのソリを引く「トナカイ」を漢字でかくと「馴鹿」となるのです。
それでは、「トナカイ」を英語でなんというか知っていますか?
下記の記事に答えがあります。
⇒トナカイは英語で何?クリスマスソング『赤鼻のトナカイ』を英語で もともとは童話?
「馴染む」とは 読み方と意味
「馴染む」は「なじむ」と読みます。
「馴染む」とは、「なれ親しむ」とか「調和する」という意味です。
例えば、「新しい町での生活に馴染む」や「先週買った靴が足に馴染む」という風に使います。
「幼馴染」とは 読み方と意味
「幼馴染」は「おさななじみ」と読みます。
「幼馴染」は、幼いころから知っている人のことですね。
「馴鮨」とは 読み方と意味
「馴鮨」は「なれずし」と読みます。
「馴鮨」とは、「塩漬けにした魚介類を飯とともに漬け込み、発酵させて自然の酸味を出した食べ物」のことです。
鮒鮨(ふなずし)が有名です。
「熟鮨」と書くこともあります。
「馴れ初め」とは 読み方と意味
「馴れ初め」は「なれそめ」と読みます。
「馴れ初め」とは、「恋愛関係の始まるきっかけ」という意味です。
例えば、「二人の馴れ初めはまるでドラマのようだった」という風に使います。
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-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年