
門構えの中に活と書いて、「闊」という漢字があります。
例えば、「闊達」や「闊歩」といった言葉で使われる漢字です。
今回は、漢字「闊」について学びましょう。
「闊」の読み方 音読み・訓読み
「闊」の音読みは「カツ」です。
また、「闊」の訓読みは「ひろ(い)」「うと(い)」です。
「闊」の意味
「闊」は、「広い」という意味を持つ漢字です。
ここで、「広い」とは、単純に「面積が広い」という意味のほか、「心が広い」という意味でもあります。
また、「うとい」とか「間があいている」といった意味もあります。
「闊達」とは 読み方と意味
「闊達」は「かったつ」と読みます。
「闊達」の意味は、「心や度量が広く、些事(細かいこと)にこだわらないようす」です。
例えば、「闊達に振る舞う」という風に使われる言葉です。
「磊落」や「豪放磊落」と同じような意味です。
⇒「磊(石が三つ)」の漢字は何と読む?読み方・意味・使い方 「磊落」「豪放磊落」の意味
「闊達自在」とは 読み方と意味
「闊達自在」は「かったつじざい」と読みます。
上述の「闊達」と同じような意味で、「心が広く、細かいことにこだわらないさま」とか「なにものにもとらわれず、自由でのびのびしているさま」といったことを表します。
「自由闊達」も「闊達自在」と同じような意味合いで使われます。
「闊歩」とは 読み方と意味
「闊歩」は「かっぽ」と読みます。
「闊歩」とは、「大股で堂々と歩くこと」という意味です。
また、「威張って歩くこと」という意味や、「傍若無人に振る舞うこと」という意味もあります。
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-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年