火偏(ひへん)に同(に似た部分)と書くと、「炯」という漢字になります。
実は、「炯」の右側の部分は、「同」ではありません。よく見ると、中の横の線がありませんね。
「炯」は、「炯眼」といった言葉で使われる漢字です。
今回は、漢字「炯」について学びましょう。
「炯」の読み方 音読み・訓読み
「炯」の音読みは「ケイ」です。
また、「炯」の訓読みは「ひか(る)」「あき(らか)」です。
「炯」の意味
「炯」は、「光」という意味をもつ漢字です。
また、「あきらか」とか「光り輝くさま」という意味もあります。
例えば、「炯らか」は「あきらか」と読み、「遠くからでも輝いて見えるさま」という意味のほか、「物事がはっきりしているさま」という意味があります。
「炯眼」とは 読み方と意味
「炯眼」は「けいがん」と読みます。
「炯眼」の意味は、「鋭い目つき」や「眼光」です。
この意味においては、例えば、「炯眼人を射る」という表現で使われます。
また、「炯眼」には、「物事をはっきりと見抜く鋭い眼力」という意味もあります。
この2つ目の意味では、「慧眼」という漢字を使うことの方が多いように思います。
「炯然」とは 読み方と意味
「炯然」は「けいぜん」と読みます。
「きらきらと明るく光り輝きくさま」という意味です。
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-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年