「風」という漢字の中が、止まるの「止」に変わったような「凪」という漢字があります。
「机」という漢字の右側の部分「几」の中に「止」という漢字を入れたような形ですね。
今回は、漢字「凪」について学びましょう。
「凪」の読み方 音読み・訓読み
「凪」の音読みはありません。
「凪」の訓読みは、「なぎ」「な(ぐ)」です。
音読みがないことから推察できるように、「凪」は国字(和製漢字)です。
「凪」の意味
「凪」の意味は、「なぎ」「なぐ」、つまり「風が止んで、波が穏やかになること」です。
「風」の中が「止」という形ですので、なんとなく想像できるのではないでしょうか。
「時化(しけ)」の対義語です。
「凪」の部首
「凪」の部首は、「几(つくえ)」です。
「夕凪」とは 読み方と意味
「夕凪」は「ゆうなぎ」と読みます。
「夕凪」とは、「夕方に海風と陸風とが交代するときに、一時的に無風状態となること」を意味します。
下の「朝凪」と反対ですね。
「朝凪」とは 読み方と意味
「朝凪」は「あさなぎ」と読みます。
「朝凪」とは、「朝に海風と陸風とが交代するときに、一時的に無風状態となること」を意味します。
上述の「夕凪」の対義語となります。
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-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年