
足偏(あしへん)に差と書いて、「蹉」という漢字があります。
例えば、「蹉跌をきたす」といった表現で使われます。
今回は、漢字「蹉」について説明します。
「蹉」の読み方 音読みと訓読み
「蹉」の音読みは「サ」です。
また、「蹉」の訓読みは「つまず(く)」です。
「蹉」の意味
「蹉」には、「つまずく」という意味があります。
「蹉く(つまずく)」とは、「足の運びがくいちがったり、物に当たったりしてよろける」という意味です。
また、「物事が思い通り進まずに失敗する」という意味でも使われます。
「蹉跌」とは 読み方と意味
「蹉跌」は「さてつ」と読みます。
「蹉跌」とは、「つまずくこと」や「障害などにより、物事が行き詰まること」という意味です。
「挫折(ざせつ)」と同じような意味です。
例えば、「蹉跌をきたす」という風に使います。
オススメの漢字辞典
今回の記事はどうでしたか。もし興味深く読んでいただけたなら、とても嬉しいです。
日本にはとても数多くの漢字があります。そして、漢字辞典を読むたびに新たな発見があります。
そんな奥深い世界に触れてみませんか。
私がオススメする漢字辞典をリストアップしましたので、ぜひご覧ください。
また、当ブログでは、私がオススメする漢字辞典ほどではありませんが、漢字や日本語に関する様々なトピックを掲載しております。
ぜひご覧ください。
↓
「カンタの日本語事典」トップへ
-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年