木偏(きへん)に登る、と書いて、「橙」という漢字があります。
日本に古くからある果物の名前ですが、分かりますか。
今回は、漢字「橙」について学びましょう。
「橙」の読み方 音読み・訓読み
「橙」の音読みは「トウ」です。
また、「橙」の訓読みは「だいだい」です。
「橙」とはどんな果物?
「橙」とは、「だいだい」と呼ばれるミカン科の常緑小高木、もしくはその果実のことです。
柑橘類で、ミカンのように見えますが、苦く酸っぱいのであまり食用には適していません。
鏡餅の上に置くための果実として知られています(鏡餅の上にある果物は、厳密にはミカンではないのです)。
詳しくは、下記の記事に書いておりますので、ご覧ください。
⇒鏡餅(かがみもち)の上に乗っているのは「みかん」ではない?果物を乗せる意味とは
「橙色」とは 読み方と意味
「橙色」は「だいだいいろ」と読みます。
果物「橙」の色のことで、オレンジ色とほぼ同じと考えても良いでしょう。
色鉛筆にもラインナップされている色です。
トンボ鉛筆 蛍光ペン 蛍コート80 橙色 10本 WA-SC93-10P
カンタは、子供の頃、色鉛筆にひらがなで書かれた「だいだいいろ」の「だいだい」が何を意味するのか、まったく知りませんでした…。
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-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年