言偏(ごんべん)に旨い、と書くと、「詣」という漢字になります。
「初詣」や「造詣が深い」といった言葉で使われる漢字です。
今回は、「詣」について学びます。
「詣」の読み方と意味
「詣」は音読みで「ケイ」と読みます。
例えば、「造詣」は「ゾウケイ」、「参詣」は「サンケイ」と読むわけです。これらの言葉の意味については、後ほど見ていきます。
また、「詣」は訓読みで「もう(でる)」、「いた(る)」、「まい(る)」と読みます。
「初詣」は「はつもうで」と読みます。
「詣」の意味は以下の通り。
①いたる。行きつく。高い域に達する。
②もうでる。神社や寺にお参りする。
それでは、「詣」を使った言葉を見ていきます。
「詣拝」とは 読み方と意味
「詣拝」は「ケイハイ」と読みます。
神社やお寺に行って、拝むことですね。
「詣でる」とは 読み方と意味
「詣でる」は「もうでる」と読みます。
神社やお寺に参拝することです。
「詣る」とは 読み方と意味
「詣る」には2つの読み方と意味があります。
1つは「詣る(いたる)」という読み方で、これは「行きつく」とか「学問などが深い境地まで到達する」という意味になります。
「至る」と同じ読み方で、しかも同じような意味ですね。
「詣る」のもう1つの読み方は「詣る(まいる)」です。
これは、神社や寺などにお参りすることを意味します。ですから、「お参り」は「お詣り」と書くこともあります。
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-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年