「柾」(木へんに正しい)と書いて、どう読むか分かりますか。
木へんがついていることからも分かるように、「木」に関する言葉で使われる漢字です。
日常的にはあまり使われることはありませんが、専門的な本や文献などで見かけることはあります。
「柾」 の読み方と意味
「柾」 は、「まさ」、「まさき」と読みます。
意味は、下記使用例の「柾(まさき)」および「柾目(まさめ)」と同じで、ニシキギ科の木を指したり、木目の種類を指したりします。
「柾」 を使った言葉・使用例
「柾」 を使った用語には、以下のようなものがあります。
いずれも、あまり見かけないものですね。
柾(まさき)
「マサキ」、「正木」、「真青木」とも書きます。ニシキギ科の常緑低木のことです。
日本を含む東アジアに分布します。
海岸周辺に多く生えており、高さは2~3メートル程度。主に庭木や生垣などで使われるようです。
柾目(まさめ)
「正目」とも書きます。木目の種類のことです。
まっすぐで、間隔が狭い平行した木目のことを指します。
他の木目の種類としては、「板目」や「杢目」などがあります。
柾目紙(まさめがみ)
「正目紙」とも書きます。以下の2つの意味を持ちます。
①厚手の白い和紙。主に錦絵(にしきえ)を刷るのに使われます。
②桐や杉などの柾目の木材を紙のように薄く削ったもの。箱の化粧貼りなどに使用されます。
へえ、そうなんだ~。
「柾」って「まさき」って読むのね。
他に難しい漢字ってないの?
「柾」って「まさき」って読むのね。
他に難しい漢字ってないの?
じゃ、「湛」って漢字は分かるかな?