やまいだれ(疒)に「冬」と書くと、「疼」という漢字になります。
例えば、「疼痛」という言葉に使われる漢字です。健康に関する本や医学関係でよく使われる漢字です。
今回は、漢字「疼」について詳しく見ていきましょう。
「疼」の読み方・発音 音読みと訓読み
「疼」の音読みは「トウ」です。
また、訓読みは「うず(く)」、「うず(き)」、「いた(む)」です。
「疼」の意味
「疼」は、「うずく」という意味です。
「疼く(うずく)」とは、傷などにより体がズキズキ痛む、という意味です。
例えば、「古傷が疼く」という風に使います。
このように、「疼」は身体的な痛みについて使われるのはもちろんですが、精神的な痛みについても使われます。
例えば、「良心が疼く」という風に使います。
それでは、「疼」を使った言葉を見ていきましょう。
「疼痛」とは 読み方と意味
「疼痛」は「トウツウ」と読みます。
うずくように痛むこと、もしくはうずくような痛み、という意味です。
医学用語において「痛み」を意味する言葉としても使われます。
例えば、癌による痛みを意味する「癌性疼痛(がんせいとうつう)」という用語もあります。
また、年を取ってくると、慢性疼痛に悩まされることもあるかもしれません。
頭痛も疼痛の一種ですね。
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-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年