化学における「混合物」と「純物質」について解説します。
「混合物」と「純物質」の違いや、それらの英語表現なども解説しますので、ぜひご覧ください。
「混合物」とは 英語での表現
「混合物」とは、2種類以上の物質が混ざってできたものです。
混合物は英語で mixture といいます。
「混合物」の例
混合物の例として最も身近にあるといえるのが、空気です。
ご存知の通り、空気は80%近くの窒素(nitrogen)と約20%の酸素(oxygen)、そしてその他の物質が混ざってできています。
混合物の他の例としては、海水(seawater)があります。
海水は、水(water)や塩化ナトリウム(sodium chloride)、塩化マグネシウム(magnesium chloride)などの混合物なのです。
塩化ナトリウムは「塩(salt)」の主成分であり、塩化マグネシウムは「にがり(bittern)」の主成分として知られます。塩化ナトリウムの化学式は NaCl、塩化マグネシウムの化学式は MgCl2です。
さて、それでは「純物質」とは一体どのようなものでしょうか。
「純物質」とは 英語での表現
混合物を構成するそれぞれの種類の物質を「純物質」といいます。
純物質は、「純粋物質」とも呼ばれ、英語で pure substance といいます。
つまり、混合物は、複数の純物質が混ざってできたものなのです。このことを英語で説明すると、以下のようになるでしょう。
上に述べたように、混合物には2種類以上の純物質が含まれているわけですが、混合物から純物質を取り出すことを「分離」といいます。
分離は英語で separation といいます。「分離する」と動詞として使う場合は、separate です。
以下に英文の例を挙げます。
酸素が空気から分離される。
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