「異常」と「異状」は、両方とも「いじょう」と読みます。 異なる意味でありながら、意味が異なる言葉・熟語を「同音異義語」と言いますが、「異常」と「異状」も同音異義語の関係にあります。 「異常」と「異状」の場合、同音異義語であるばかりでなく、「異」という字が共通であるため、なかなか使い分けにも迷うことが多い熟語であるといえるでしょう。 「異常」の意味:「普通とは違う」「正常ではない」 「異常」は、「普通とは違う」という意味です。 「正常」と対義語の関係にあるのが「異常」、という風に考えると分かりやすいかもしれません。つまり、「正常ではない」ということですね。 しばしば、「限度を超えている」という意味合いでも使われます。 「異常」は英語で abnormal 「異常」は英語で abnormal … [もっと読む...] about 「異常」と「異状」の違いと使い分け 病気で使うのは?
使い分け
油・脂・膏の違い 「あぶら」の使い分け ポイントは液体と固体?
みなさんが毎日おいしく食べる料理に含まれているであろう「あぶら」。 食べすぎには注意しなければならないけれど、おいしい料理には欠かせないものだろう。 ところで、この「あぶら」を表す漢字には、主に3つある。 すなわちさんずい偏の「油」、にくづき(つきへんではない)の「脂」、そして「膏」である。 さて、これらの「あぶら」はどのように違うのだろうか。そして、どのように使い分ければいいのだろうか。 今回は、気になる「あぶら」の漢字の違いと使い分けについて紹介しよう。 「油」の意味と使い方 まず、さんずいに「由」と書く「油」について。 これは、「水」を表すさんずい偏がついていることからも分かるように、主に液体のあぶらを指す。 例えば、「野菜を油で炒める」とか「油をさす」などのように、基本的に「あぶら」 … [もっと読む...] about 油・脂・膏の違い 「あぶら」の使い分け ポイントは液体と固体?
「習う」と「倣う」の意味の違いと使い分け 「ならう」の同訓意義語
「ならう」というと、一般的に「習う」という風に書く。 しかし、「習う」の他に「倣う」という書き方があるのをご存じだろうか。 実は、日本語の「ならう」には主に2つの意味合いがあり、漢字の「習う」と「倣う」はそれぞれの意味合いに沿って使われるのである。 それでは、「習う」と「倣う」はどのように使い分ければよいのだろうか。 日本語における「ならう」 2つの意味 日本語の「ならう」には、主に2つの意味があるようだ。 1つは「教えてもらう」ということ。そして、もう一つは、「真似をする」ということ。 そして、「教えてもらう」という意味に対しては「習う」を使い、「真似をする」という意味に対しては「倣う」を使う、という風に使い分けするというのが基本だ。 基本的な違いが分かったところで、それぞれの使い方について詳し … [もっと読む...] about 「習う」と「倣う」の意味の違いと使い分け 「ならう」の同訓意義語