寝ていたら、落とし穴に落ちたり、高い場所から落ちるような感覚と共に目が覚めたことはないだろうか。
この現象が授業中に起きれば、恥ずかしい思いをすることになる。少なくとも、私の場合はそうだった。
私は学生時代、授業中に居眠りしていたとき、ビクッとなって思いっきり机を「ガチャン!」と蹴ってしまい、静寂に包まれていた(であろう)授業を妨害してしまったという思い出がある。
髭を立派にたくわえたガタイの大きい怖い先生の授業だった。その先生は、顔を真っ赤にして凄い形相(まさに鬼のような形相で)で、思い切り机を蹴とばした私を睨んでいたのを私は今でも覚えている。
しかし、私は、その眼差しにビビりながらも、数分後には寄る睡魔に抗うことができず、再び心地よい眠りへと入ってしまった。なぜ授業中に眠るのは、かくも抗えないものなのだろうか。
再び眠りについてしまった私もどうかしているが、何もお咎めが無かったのは、私の成績が良かったからであろうか。
とまあ、私の昔話は置いておいて、あのビクッとする現象、実は正式名称があったと知ってびっくりした。
ビクッとして起きる現象の名前は「ジャーキング」
ビクッとして起きてしまう現象は、「ジャーキング」と呼ばれる。
英語では、hypnic jerk もしくは hypnagogic jerk と呼ばれる。
ジャーキングが起こるのは異常?原因とは?
ジャーキングが起きたとしても、別に体に異常があるというわけではないので、ご安心を。誰にでもよく起こる症状である。
ただ、ジャーキングの原因については、実はよく分かっていない。
呼吸数や心拍数が下がり体温が下がったために、筋肉が緊張し痙攣を起こしてしまうという説や、睡眠中に筋肉が弛緩した際に、それを落下しているものと脳が勘違いして筋肉を緊張させてしまうという説もある。
カフェインの摂り過ぎや、深夜まで活動していたり、ストレスや睡眠不足などが原因で、ジャーキングは起こりやすくなるといわれている。
体が何らかのシグナルを送っている可能性があるので、ジャーキングが頻繁に起こる場合は、カフェインを減らしたり休息を取るなど対処した方が良いかもしれない。
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