
2017年4月30日、スイスの著名な登山家ウーリー・ステックさんが、エベレストで死亡していたことが明らかになった。
ステックさんは、5月に予定されていた世界最高峰(8516メートル)のエベレスト登山に準備するため、高所順応中にヌプツェを登っている途中、1000メートルも滑落したという。
ステックさんの遺体はすでに回収され、ネパールの首都カトマンズに運ばれた。
ウーリー・ステックさんとは
ウーリー・ステック(Ueli Steck)さんは、スイスの登山家で、「スイスマシーン」の異名をとるほど卓越した登攀(とうはん)技術を持つ。
2012年には、エベレストの無酸素登頂に成功し、生還を果たした。
また、数々の最速登頂記録を持つ。
下のドキュメンタリー作品にも出演している。
登山というのは、いくら経験が豊富であったとしても、決して死の可能性がゼロになるわけではない。
それでも、ステックさんほどの経験豊富な登山家が滑落死したというのは、特に登山家達の間ではショックな出来事だろう。
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