ヤンキースで絶対的な守護神であるマリアノ・リベラ(Mariano
Rivera)は、2013年を最後に引退することを宣言しています。
リベラの引退は、彼の実績という面でも大ニュースなのですが、実は彼の背番号「42」も注目を浴びています。というのも、メジャーリーグでは、背番号「42」というのは、全球団で「永久欠番」として指定されているからです。
背番号「42」は、近代のメジャーリーグで初の黒人メジャーリーガーであるジャッキー・ロビンソン(Jackie
Robinson)がつけていた背番号です。黒人に対する人種差別問題に多大な影響を与えたとされるロビンソンの背番号「42」が全チームで永久欠番となったのは、1997年。ロビンソンのメジャーデビューから50年目の年でした。
ただ、全チームで永久欠番となった時点ですでに背番号「42」をつけていた選手については、背番号「42」を引き続き使用することが許可されました。そして、上記のリベラは、現役メジャーリーガーで背番号「42」をつけている最後の選手なのです。つまり、リベラの引退で、背番号「42」をつける選手が全球団でいなくなることを意味しています。
このことからも、背番号というのは、大きな意味を持つことが分かります。
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