藤川球児、意外な新天地

藤川球児が、驚きの決意を自身(もしくは新しくマネジメント契約したエイベックス・スポーツ)が新設したブログで発表した。なんと、プロ野球独立リーグである四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスに入団するという。

藤川の所属先であるレンジャーズは、24日、藤川を正式に自由契約にすると発表した。藤川は、22日にウエーバーにかけられたものの、藤川の獲得を希望する球団は現れなかった。

自由契約となった藤川に興味を持った球団はそれほどいなかったようだ。日本の球団では、藤川の古巣である阪神くらいだろうか。つまり、藤川が現役続行を望むなら、阪神くらいしか選択肢が無いと思われていた。実際、藤川の古巣復帰を報じた新聞もあったくらいだ。

レンジャーズとしては、藤川をマイナーで育ててからメジャーに復帰させることも考えていたようだが、藤川はマイナー行きを頑なに拒んだ。メジャーにこだわったのか、とも思えたが、藤川がブログで吐露した心境を鑑みると、もうアメリカへの挑戦は終わりにする心づもりだったのだろう。

藤川が重要視したのは、自身のブログでも言及しているように、出身地の高知で投げること、地元の子供たちに投げる姿を見てもらうこと、そして家族と一緒に暮らすこと、のようだ。*1 この心境にたどり着いたのは、何と言っても2年前のトミー・ジョン手術の影響が大きい。術後のリハビリ期間中に、元気に投げられることの喜びを再確認したようだ。

日本で全盛期を迎えているころには、私も藤川はメジャーでも通用する、と思っていたが、現実はやはり厳しい。それでも、メジャーやプロ野球ほど華々しくないけれど、地元のチームで投げて未来に繋げたい、とした藤川の選択はとても清々しいものだし、良い決断だと思う。頑張ってほしい。


参考資料:
*1 藤川球児オフィシャルブログ http://ameblo.jp/kyuji-fujikawa-blog/

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記事カテゴリ:
野球 Baseball

初投稿日:
2015年6月1日 

更新日:    


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