レスター岡崎、オーバーヘッド弾でチームを勝利に導く
レスター所属の岡崎慎司は、14日にレスターのホームで行われた対ニューカッスル戦で、決勝点となるゴールを挙げ、チームを勝利に導いた。
岡崎がゴールを決めたのは前半25分、ジェイミー・ヴァーディが折り返したボールを岡崎がオーバーヘッドで地面に叩きつけ、そしてボールはそのままゴールに突き刺さったのである。このゴールは、岡崎にとって今季5点目、ホームでは初得点となった。
そして、この先取点の後、両チーム共に無得点で試合が終わり、岡崎のゴールが決勝点となった。
レスターとしては、どうしても勝っておきたい試合だった。というのも、この試合の前に、2位のトットナムがアストンビラに勝利し、首位のレスターに勝ち点差2まで迫っていたのだ。
今回ニューカッスルに勝利したことで、勝ち点差は再び5に広がり、レスターは独走状態を保つことができた。まだ試合数は残っているので、決して安泰な状況ではないが、この試合で勝利できたことは大きい。
岡崎は、試合後のインタビューで、以下のようにコメントした。
「無我夢中で、たぶんこぼれてくると思っていたので、とっさに足を出していいシュートが決まったと思う。自分がホームで決められてなかったのは知っていたので、やっとファーストゴールが決めれて、それは本当に幸せな時間だった。」
ホームでの初得点というのは、岡崎にとって大きかったと思うが、この岡崎の得点が決勝点となりチームが勝利できた、という事実も大きい。ホームでの劇的な決勝弾により岡崎がレスターのファンに残したインパクトは強烈である。
それにしても、この試合では、岡崎の「ボールくれくれ感」がすごかった。いつも以上に、ゴールに対する執念が見て取れた。もちろん、ディフェンスなどでも貢献度は高かったが、いつも以上に相手ゴール周辺にへばりついている印象があった。結果が出て、本当によかった。
ところで、レスターとトットナムのデッドヒートは、チームの順位だけでなく、得点王争いにもみられる。
レスターの稼ぎ頭であるヴァーディとトットナムのケインとが、共に得点数19で首位で並んでいるのである。上記のトットナム対アストンビラ戦で、ケインは2得点を挙げ、それまで首位を独走していたヴァーディに並んだのだ。
岡崎もいつか得点王争いに絡んでほしいものだが、とりあえず今年は優勝目指して、岡崎がいつも見せてくれている献身的なプレーに期待したい。
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