錦織、インディアンウェルズ大会、対イズナー戦(4回戦)の結果
2016年インディアンウェルズ大会、現地16日に行われた錦織圭対ジョン・イズナーの第4回戦は、激闘の末、錦織に軍配が上がった。
錦織は、第1セットを6-1で落とした後、第2セット、第3セットともにタイブレークを制し、準々決勝に進出した。
苦戦するのは試合前から分かっていたけれど、予想以上にハラハラする試合だった。正直、もうだめか、とあきらめそうになる場面も多かったが、錦織は最後の最後まで集中力を切らさず、良く粘り抜いた。本当に手に汗握る試合だった。
第1セットは、ほとんど為す術もないまま、相手に一方的にやられた感じだった。錦織自身、自分のアンフォースドエラーが多くて取られたセットだと語っていたが、イズナーの攻勢もかなりのものだった。
第2セット、第3セットは、ともにタイブレークまでもつれこんだが、本当に数少ないチャンスをものにした格好だ。
結果的にイズナーは、なんと自分のセットを1つも落とさず(つまり、錦織にブレークを許さず)負けたことになる。イズナーのサービスゲームをブレークするのはかなり難しい。特に今日は、イズナーのサーブの調子が良かった。それは、イズナーのエースの数23を見ても明らかだ(錦織のエースの数は1)。
相性が悪く、しかも調子が良いイズナーをイズナーの地元でイズナーの応援に包まれる中撃破したのは、錦織にとって今後にも良い経験となったのでは、と思う。
次の試合は、ラファエル・ナダルとの対戦。注目の試合だ。