W杯最終予選、対イラク戦で辛勝

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記事カテゴリ:サッカー

投稿日:2016年10月6日

2018年FIFAワールドカップロシアのアジア最終予選、第3戦の対イラク戦が10月6日にさいたまスタジアムで行われた。結果は、日本 2-1 イラクで、日本が辛くも勝利した。

試合は、1-1で後半アディショナルタイムへ突入。

同点に追いついてからのあからさまなイラクの時間稼ぎに、「これはアディショナルタイムは6分くれないとダメだろう」と感じていたが、本当に6分くれたので良かった~。

しかし、潤沢にあった6分のアディショナルタイムも、イラクの全員守備の前にどんどん少なくなっていく。日本は必死に相手ゴールへ迫ったが、なかなかゴールを割れない。

そんな中、前線に上がった吉田が相手陣内で倒されフリーキックを得ると、その後の流れで、こぼれ球を途中出場の山口蛍がペナルティエリア外からボレーを相手ゴールに突き刺した。アディショナルタイムは残り1分というところだった。

引き分けも覚悟した試合だったが、最後にまさかの山口の勝ち越し弾。これは劇的だった。緊張感があって面白い試合だったね。まあ、勝ったから面白いと言えるわけだが。なお、この勝ち越し弾は、この日が誕生日であった山口のバースデー弾であった。

イラクのあからさまな時間稼ぎで6分のアディショナルタイムとなったが、この長いアディショナルタイムが結果的にはイラクの首を絞めることになった。

今日の本田圭佑はいまいちパッとしなかったね。確かに、1点目の得点のお膳立てはしたけれど、あれも厳密にはオフサイドっぽかった。疲れが残っているのか、試合勘が戻らないのか。イラクは確かにフィジカルには優れている感じだけれど、本田にとって特別な相手でもなかっただろうに。まあ、常にマークがついている状態だったから、なかなか自由にはやらせてもらえなかっただろうけれど。

香川真司はベンチには入っていたが、結局出場は無し。岡崎慎司はスタメン出場していたが、彼も精彩を欠いていた。相手の脅威とはならなかったようだ。

そんななか、清武弘嗣と原口元気の動きが印象的だった。

特に、原口は、このゲームのMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)だろう。1点目の起点となり、最後に決めたのも原口だったし、日本が攻め手に欠いていた場面でも、積極的にドリブルを仕掛けて、ファウルをもらい、得点のチャンスを演出していた。ドリブルだけでなく、サイドに切り込んでからのクロスも見事だった。相手DFも原口についていけず、ファウルで止めるのがやっとであった。

原口の活躍は嬉しい限り。あれだけ積極的にゴールに向かって、ファウルをもらうような選手が日本には必要だ。本当は宇佐美にやって欲しかったプレイではあるけれど。

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