トップ記事一覧>【WBC2017】第1ラウンドの日本対オーストラリア戦は侍ジャパンの快勝で2連勝!第2ラウンドへの進出へ王手

【WBC2017】第1ラウンドの日本対オーストラリア戦は侍ジャパンの快勝で2連勝!第2ラウンドへの進出へ王手

執筆:ダイ

配信日:2017年3月9日

2017年3月8日、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の2次ラウンド、日本対オーストラリア戦が行われた。結果は、4-1で、日本の快勝となった。これで、日本は1次ラウンド2連勝となり、2次ラウンドへの進出へ大きく前進した。

対キューバとの第1試合に比べ、締まった試合展開となった。

先発の菅野智之は、調子が悪いながらも、要所を締め、エースに相応しいピッチングをした。敵将のジョン・ディーブル監督も「脱帽」と菅野の力投を称えた。

この試合で最大のターニングポイントとなったのは、やはり岡田俊哉が投球しているときだろう。

5回裏、先発の菅野は65球の球数制限のために、マウンドを降りる。二番手に指名された岡田は、1アウト一、二塁の場面で緊張した面持ちでマウンドに上がると、立て続けにボールを投げる。

最初に対戦したカンディテラスにストレートの四球、満塁の危機を招いてしまう。2番のベレスフォードに対しても、2球連続でボール。ストレートでさえも地面に投げてしまうなど、ストライクが入らない。

チームメイトも岡田の異変に気付き、何度もマウンドに足を運んでは、岡田を励ましていた。コーチがマウンドへ行く場面もあった。

岡田がチームメイトやコーチらとマウンド上で話している間、「がんばれー」と子供たちの声援が飛ぶ。

その声援に奮起したのか、岡田はベレスフォードにゴロを打たせ、ダブルプレーで事なきを得た。岡田が最後に投げた投球は高めの甘い球で、バッターが打ち損じてくれたような形であった。それでも、ファンや関係者は皆胸をなでおろしたことだろう(私もね)。

逆に、オーストラリアにとっては、このチャンスをモノにできなかったことが敗因の一つといっても良いと思う。

この試合の勝利で、日本が第2ラウンドへ進出するのは、ほぼ確実となった。中国にも勝利して、気持ちよく第2ラウンドへコマを進めてくれれば、と思う。

  • はてなブックマークに追加

参考資料:

*1