【MLB】イチロー　メジャー通算安打3054本で歴代24位　米国外出身選手では歴代1位　「特別な記録」

2017年7月7日、マーリンズのイチローは、敵地で行われたカーディナルス戦に7番ライトで先発出場した。先発出場は、7試合ぶりであった。

この試合で、イチローは2回に回ってきた第1打席でレフト前ヒットを放ち、2試合連続ヒットとした。このヒットは、MLB通算安打3053本で、ロッド・カルーの通算安打記録に並ぶヒット。そして、8回に回ってきた第4打席で、センター前ヒットを放ち、通算安打数を3054本として、カルーを一気に抜き、歴代単独24位となった。

【動画】イチローの通算3054本目のヒット

この試合で、イチローは3打数2安打1四球とチームに貢献したものの、チームは 3-4 で敗れた。

メジャー通算3054安打は、歴代24位、外国出身選手では歴代1位の偉業　チームメイトからも祝福

MLB通算安打3054本は、歴代24位となり、アメリカ以外の国を出身とする選手では歴代1位の偉業となる。

この偉業について、チームメイトのジャスティン・ボアは、「すでに驚異的な履歴を持っているので、これに何か言い足すとなると難しい」と述べ、「今回のことも彼の驚異的な野球人生の1項目に過ぎないのは明らか。彼が毎日プレーして記録を塗り替え続ける姿を見られるのは嬉しいこと」とコメントした。^*1

イチローから見たロッド・カルー　「王さんに通じるものがある」

イチローは、ロッド・カルーについてこう語る。

「カルー氏から手紙をもらったことがあり、実際に会ったときも僕のことを気にかけてくれている空気で、それが伝わってきた。あれだけの成績を残した人があの雰囲気でいられるというのは、ちょっと王さんに通じるものが僕の中ではあって、そういう意味ではすごい特別な記録です。」^*2

イチローが王さんを尊敬しているのはよく知られているところだが、どうやらカルーもイチローにとって人間的にも尊敬する人物であるようだ。