万物、つまり全ての物は、「原子」からできている。
石や木材などの物だけでなく、動物のような生き物も、原子からできている。もちろん、我々人間も例外ではない。
この原子というのは、とても小さなもので、肉眼で確認することは不可能だ。
それでは、原子というのは、一体どれくらいの大きさなのだろう。
原子の大きさは何メートル?
原子と一口にいっても世の中には100種類以上の原子が存在する。
だが、原子の平均的な大きさ、つまり直径は、1000万分の1ミリメートル(mm)だ。これは、0.0000001ミリと等しい。
より数学的に表現すれば、約 10-10 m ということになる。ナノメートルで表すと、約 0.1 nm だ。
とはいっても、これは直観的には、分かりにくい数字だ。
そこで、ゴルフボールを使って大きさを例えてみる。
ゴルフボールと原子の直径を比較するとしよう。すると、これは地球とゴルフボールの直径を比較するのと同じことになる。
つまり、数式にすると以下の通りだ。
ゴルフボールの直径:原子の直径 ≒ 地球の直径:ゴルフボールの直径
原子がいかに小さいのか、少し感覚的に分かるのではないだろうか。
それでは、原子の構造について学んでみよう。
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