友人や知り合いが結婚したときに、お祝いのメッセージを贈りたいと思う人は多いと思います。
中には、祝辞、つまりお祝いの言葉やスピーチを頼まれる人もいるでしょう。
その際に使える四字熟語を集めました。それぞれの読み方や意味、使い方を紹介しますので、是非参考にしてください。
1.「栄諧伉儷」
「栄諧伉儷」は「えいかいこうれい」と読みます。
「栄えて、むつまじく仲のよい円満な夫婦のこと」や「調和のとれた仲睦まじい夫婦のこと」を意味します。
妻を娶り迎える人に対するお祝いの言葉です。
「栄諧伉儷」の「栄諧」は、「栄えて和らぐ」という意味で、「伉儷」は「夫婦」という意味です。
「栄諧伉儷、仲睦まじく幸せな家庭を築いてください」という風に使われます。
2.「鴛鴦之契」
「鴛鴦之契」は「えんおうのちぎり」と読みます。
「永久になかむつまじく連れ添うという夫婦の契り」や「夫婦のきずながきわめて固いこと」という意味です。
「夫婦がきわめてむつまじいこと」を形容する四字熟語です。
「鴛鴦之契」の「鴛鴦(えんおう)」は、かなり仰々しい字面ですが、「おしどり」の意味です。
「おしどり夫婦」とよく言いますが、そういった夫婦のことを指して「鴛鴦之契」というわけですね。
「どうか鴛鴦之契を結ばれて、末永く幸せな家庭を築いてください」という風に使われます。
3.「嘉耦天成」
「嘉耦天成」は「かぐうてんせい」と読みます。
「天の働きによって、よい配偶者と自然にめぐり合うこと」を意味します。
つまり、有体に言えば、「運命の出会い」とか「運命のめぐりあわせ」といったところでしょうか。
「嘉耦天成」は「嘉耦」は「よい配偶者」の意味です。「耦」はなかなか見ない感じですが、「偶然」の「偶」と同じで、「配偶者」の意味です。
「天成」は「天によって成る」と書くことから推察できるように、「天の働きによって自然と出来上がる」という意味です。