2016全豪 錦織、準々決勝でジョコビッチと対戦

2016年全豪オープンで、1月26日、錦織圭は、準々決勝でセルビアのノバク・ジョコビッチと対戦した。ジョコビッチに錦織がどこまで通用するのか、楽しみなカードであった。

第1セット
互いにキープして迎えた6ゲーム目、錦織のサービスゲーム。錦織は40-0とジョコビッチを追い込みラブゲームキープするかと思われたが、そこから連続でポイントを落とし、最後にはブレークを許してしまった。どうしたんだ錦織。

結局、その後ブレークバックすることは叶わず、錦織は第1セットを3-6で落としてしまう。試合時間は32分であった。

第2セット
錦織のサービスから始まったが、いきなりブレークを許してしまう。

その直後の第2ゲーム、ジョコビッチのサービスで、錦織は30-40とジョコビッチを追い詰めたが、あと一歩のチャンスボールでミスを出してしまい、デュースに持ち込まれる。もう一度ブレークポイントにまで追い詰めたものの、結局ジョコビッチの底力を見せつけられ、キープを許す。

第3ゲーム、前のゲームでブレークを取りきれなかった錦織は0-40とブレークされる危機に陥る。しかし、ここから錦織は脅威の粘りを見せ、連続でポイントを獲得し、キープに成功した。

第5ゲーム、錦織は、ジョコビッチをコートの外へ追い出し、かなり高いロブが上げられたのを直接スマッシュしたが、これがコートオーバーとなった。あれはグラウンドスマッシュでも良かったと思ったが。そして、また外へ出されたジョコビッチは、もう一度高いロブを打ち、錦織は今度はグランドスマッシュで対処したものの、ネットにかかってしまう。こういったチグハグな攻撃も災いし、このゲームもブレークされてしまう。

結局、第2セットは、2-6でジョコビッチ。

ジョコビッチも万全の状態のようには思えないが、やはり強い。錦織も何度か良いショットを打つけれど、なかなか続かない。ジョコビッチがそれを許していないともいえる。

それにしても、ジョコビッチが第2セットで見せた、錦織のドロップショットに対する反応は脅威的だ。あのコートカバー力があるから、錦織も少し無理してギリギリを狙わざるを得なくなる。

第3セット
第3セットが始まる前、錦織はメディカルタイムアウトを取る。

第3セットの第2ゲーム、ジョコビッチのサービスで、ついに錦織がブレークに成功。この試合で初めてとなるブレークは、第3セットでのファーストブレークとなった。幸先良いぞ。

…と思ったら、直後のゲームですぐにブレークバックを許してしまった…。ミスにいら立つ錦織の姿もあった。大切なゲームを落としたのはショックだが、何とか切り替えてほしい。

次のジョコビッチのサービスゲーム、錦織は攻め続け、0-40とブレイクチャンス。そして、ラブゲームでブレークに成功!よっしゃよっしゃ。この展開はいいぞ。

…と思ったら、またもやブレークされた…。ジョコビッチもしり上がりに調子を上げてきた感じ。ブレークされたことが、ジョコビッチに火をつけたか。

結局、健闘もむなしく、錦織は第3セットを4-6で落とした。ジョコビッチには勝てなかった。まだまだ敵わないといった印象だ。ジョコビッチ、横綱相撲の試合だった。

もし錦織が勝っていたら、次戦はロジャー・フェデラーで楽しみな戦いだったんだけれど、残念だ。まあ、ジョコビッチ対フェデラーもとても楽しみだが。NHKは放送してくれるかな。録画放送になってしまうのだろうか。

参考資料:
*1 
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記事カテゴリ:
テニス Tennis

投稿日:
2016年1月26日

更新日:    

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