
携帯電話・スマホの料金は分かりにくいですよね。意図的に煩雑にしているとしか思えません。
私には「携帯料金を考える」なんて時間と労力のムダという感覚があるので、ずっと忌避してきました。その時間と労力をもっと建設的なことに使いたいと思うタイプです(ですから、ドコモショップに行く、なんて一番避けたい行動です)。そういうところを企業が突いてきて儲けの足しにしている、ということも了承済みです。
しかし、つい最近、「定期契約期間満了のご案内」という通知が来たので、これを機会に勉強してみようと重い腰を上げました。まあ、もし月1000円以上現在よりも安くなるなら、プラン変更を考えてみても良いかな、というくらいの感覚です。
ちなみに、私の現在のプランは「シンプルプラン(スマホ)」というものです(通知ハガキにそう書いてありました)。
じゃ、一体「シンプルプラン」って何なの?っていうところから、始めます。現状把握ですね。
ドコモの「シンプルプラン」とは何?実はもう…
現在私が加入している「シンプルプラン」なるものは、実は新規加入が打ち切られているそうです。ドコモのサイトに、「「シンプルプラン(スマホ)」は、2019年5月31日(金曜)をもって新規申込み受付を終了いたします」と記載されています。
ですから、現在加入している人のみが利用できるプランであることが分かりました。
別の言い方をすれば、「シンプルプラン」から他のプランに乗り換えた場合、もう後戻りはできない、ということですね。
ドコモのサイトによると、この「シンプルプラン」というのは、「カケホーダイ&パケあえる」という大枠のプランの中の一部のサービスという位置づけのようです。
ドコモの「シンプルプラン」の料金
ドコモの「シンプルプラン」は、データ通信を念頭に置いたものではなく、あくまで通話が基本の料金です。
ですから、「シンプルプラン」でデータ通信を行う場合には、基本料金に加え、パケットパック(データ通信料に該当)とインターネット接続サービス(spモード)が必要になるのです。
まとめると、「シンプルプラン」の料金体系は、以下の通りです。
「基本プラン:税込1,078円」+「パケットパック」+「インターネット接続サービス(spモード):税込330円」=月々の料金
で、「パケットパック」は、データ量に応じて料金が変わる「ベーシックパック」と、定額の「ウルトラデータLLパック」「ウルトラデータLパック」に大別されています。
このうち、「ベーシックパック」は、以下の通りの料金となっています。いちいち書くと面倒くさいし、何より情報の正確性のため、公式サイトから引用します。
料金は、税込表記です。
データ量 | 月額料金 | 月額合計 | ずっとドコモ割プラス※ (プラチナステージの場合) |
<ステップ4> ~20GB | 7,700円 | 9,108円~ | -880円 |
<ステップ3> ~5GB | 5,500円 | 6,908円~ | -880円 |
<ステップ2> ~3GB | 4,400円 | 5,808円~ | -660円 |
<ステップ1> ~1GB | 3,190円 | 4,598円~ | -220円 |
上記の表で、「月額」の項目が2つあるのがややこしいですが、左側の「月額料金」が「ベーシックパック」自体の料金、右側の「月額合計」が「ベーシックパックに月額料金とインターネット接続料金」を含めた料金となっているようです。
つまり、私たちが知っておくべきは右側の「月額合計」ですね。
現在の料金プラン(シンプルプラン)については、なんとなく概要はつかめました。それでは、現在選択可能な料金プランを検討しましょう。
現在(2021年4月)のドコモのプランは何?
では、2021年4月現在、ドコモが提供しているプランには、どのようなものがあるのでしょうか。
ドコモの新プランは、結構シンプルになっているようで、主に以下の4つを検討すればよいようです。
・「5Gギガホプレミア」
・「5Gギガライト」
・「ギガホプレミア」
・「ギガライト」
このうち、一番下にある「ギガライト」がおそらく一番安いプランだと思うので、「ギガライト」のプランが一体どのようなものなのか、簡単に調べてみましょう。
ドコモ「ギガライト」プランを分かりやすく説明
「ギガライト」は、2019年10月1日に提供が開始された料金プランのようです。請求書などでは「ギガライト2」と表記されるようです。
さて、この「ギガライト」とは如何なるプランなのか、というと簡単に言えば「データ通信料込みの料金プラン」ということです。
まあ、現代において、データ通信と通話料金を切り離す、というのはとても現実的ではありませんので、当たり前といえば当たり前ですね(むしろ、データ通信の方が重要度が高まっています)。
で、「ギガライト」プランでは、このデータ通信の量が決められています。「ギガライト」プランにおけるデータ量について、以下で説明します。
ドコモ「ギガライト」のデータ通信料は最大で何GB?
「ギガライト」プランでは、毎月1GBから7GBまでの間で、データ量を使った分に応じて料金を支払います。
料金は、使ったデータ量に応じて4段階で変わります。この段階のことを「ステップ」と称しているようです。
それでは、各ステップごとの料金を見ていきましょう。なお、「定期契約(2年)」以外の割引については考慮していません。
ステップ1は、1GBまでのデータ量で、3,150円(税込3,465円)、定期契約(2年)で税込3,278円
ステップ2は、3GBまでのデータ量で、4,150円(税込4,565円)、定期契約(2年)で税込4,378円
ステップ3は、5GBまでのデータ量で、5,150円(税込5,665円)、定期契約(2年)で税込5,478円
ステップ4は、7GBまでのデータ量で、6,150円(税込6,765円)、定期契約(2年)で税込6,578円
まあ、こんな感じです。【ドコモ光】などを併用すると、さらに安くなる可能性があります。
それでは、お待ちかね、「シンプルプラン」と「ギガライト」の料金の比較とまいりましょう。
比較:「シンプルプラン」と「ギガライト」どちらがお得?
「シンプルプラン」と「ギガライト」、一体どっちがお得なのか。以下にまとめてみました。
なお、docomo with やファミリー割引などの各種割引は考慮していません。また、「定期契約(2年)あり」を前提として税込料金を比較しております。
データ量 | シンプルプラン | ギガライト(2年定期契約あり) | 比較(シンプルプラン ー ギガライト) | |
1GBまで | 4,598円~ | 3,278円 | 1,320円 | |
3GBまで | 5,808円~ | 4,378円 | 1,430円 | |
5GBまで | 6,908円~ | 5,478円 | 1,430円 | |
7GBまで | 9,108円~ | 6,578円 | 2,530円 |
両サービスの料金の比較は、こんな感じです。最後の7GBまでの行で差がかなり大きくなっています(シンプルプランが高いです)が、これはギガライトが7GBまでであるのに対し、シンプルプランは20GBまでのデータ量だからです。
また、先にも述べましたが、この料金表には、2年定期契約以外の割引については考慮していません。
そのため、各種割引の適用を受けられる場合は、その点も考慮してください。その際にも、上記の表を基準にすればよいと思います。
私の場合、各種割引を差し引いて考えても、ギガライトに変更した方がよさそうです。
ファミリー割引などの兼ね合いもあるのが面倒ですが、おそらくギガライトに変更するでしょう。
みなさんも、どうぞ参考にしてみてください。なお、その際には、ちゃんとドコモから提示される額を確認してくださいね。
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