2017年5月7日、フランスで大統領選の決選投票が行われ、中道系のエマニュエル・マクロン氏が極右のマリーヌ・ルペン氏を大差で退け、仏新大統領に就任することになった。
マクロン氏は39歳で、フランス史上最年少で大統領に就任する。
マクロン氏については、型にはまらない私生活と、元投資銀行で成功を収めたという異例の経歴が注目されていた。
ただ、政治姿勢としては、親EU路線を掲げており、反EUを掲げていたルペン氏を退けて新大統領に就任するということで、EUの首脳陣は安堵したことだろう。
また、イギリスのブレグジットやアメリカのトランプ大統領就任のように、主要国で保護主義的な流れが広がっていたが、今回のフランス大統領選の結果はこういった流れに一旦ストップをかける形となった。
私もマクロン氏が勝利すると思っていたものの、先の米大統領選のサプライズもあり、今回のフランス大統領選も注目していた。マクロン氏が無事勝利したことは、喜ばしいことだと思う。
マクロン氏は「分断と戦う」と宣言しており、若きリーダーの手腕に期待したいところである。
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