大化の改新とは、聖徳太子(厩戸皇子)死後、実権を握った蘇我氏の滅亡と、元号「大化」の制定後に行った一連の改革のことを指す。 古代日本の国家における一大イベントでもある。 蘇我氏の独裁政治 聖徳太子の死後、蘇我氏が政治の実権を握るようになった。 蘇我馬子の子である蘇我蝦夷(えみし)や、蝦夷の子である入鹿(いるか)は、聖徳太子の一族を滅ぼし、独裁的な政治を行うようになる。 絶大な影響力をもつリーダーが亡くなると、こういったことが起こることが多い。 当時、朝鮮半島の情勢がかなり緊迫しており、日本は海外からの脅威に備えなければならない時期であった。 そんな時に、日本国内は分裂して、混乱していたわけである。 そこで、立ち上がったのが、聖徳太子の遺志を継いだ中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)だ。 中大兄 … [もっと読む...] about 「大化の改新」とは