日本には全国瞬時警報システム(Jアラート)と呼ばれる警報システムが備わっている。
この警報システムにより、北朝鮮が弾道ミサイルが発射し日本に飛来する可能性がある場合には、緊急情報が国民に知らされる。24時間体制で緊急情報が伝達されるという。
2017年8月29日には、北海道の方角へ北朝鮮のミサイルが発射され、Jアラートが鳴るという事態となった。
Jアラートはどんなものか
Jアラートが使用されると、市町村の防災行政無線等が自動的に起動し、屋外スピーカーなどから警報が流れるという。
また、携帯電話にエリアメールや緊急速報メールが配信される。
Jアラートによる情報伝達には、「国民保護に係る警報のサイレン音」が使用される。
国民保護に係る警報のサイレン音は、内閣官房 国民保護ポータルサイトの国民保護のための情報伝達の手段のページで確認することができる。実際のサイレン音がMP3ファイルで掲載されている。
Jアラートによる情報伝達の流れ
①まず、北朝鮮で弾道ミサイルが発射され日本に飛来する可能性があると判断された場合には、弾道ミサイルが発射された旨の情報が伝達される。
この後の流れは、弾道ミサイルの行方によって異なり、3つのケースが想定されている。
(1)日本に落下する可能性があると判断された場合
②日本に落下する可能性があると判断された場合には、屋内に直ちに非難するように呼びかけが行われる。
③日本の領土や領海に落下した場合は、落下場所などについて情報が伝達される。
(2)日本の上空を通過する場合
②ミサイル通過情報が流れる。
(3)日本の領海外の海域に落下した場合
②落下場所などについての情報が流れる。
日本の領土・領海に落下する可能性がある場合はどうすればよいか
弾道ミサイルが日本の領土や領海に落下する可能性がある場合は、「屋内避難」が基本となる。
屋外にいる場合は、できるだけ近くの建物等(できれば頑丈な建物や地下街など)に避難するように指示されている。
私たちがとりあえず注意しなければならないのは、上記(1)の日本に弾道ミサイルが落下する可能性がある場合であろう。
そんな事態は想定したくないが、できる限りの対応はできるようにしておきたい。
なお、詳細な情報については、内閣官房 国民保護ポータルサイトの「北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合における全国瞬時警報システム(Jアラート)による情報伝達について」を確認してほしい。
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