「ユスリカ(揺蚊)」は、蚊に似た昆虫である。
蚊に似てはいるけれど、人間を刺すことはないし、血を吸うこともないので、過度の心配は必要ない。
ただ、大量に発生するとかなり不愉快な存在となる。大量発生した場所では、洗濯物を干せなかったり、窓を開けることができないなどの不自由さがある。
なお、ユスリカは、血を吸うことはないが、吸引するとアレルギー性喘息の原因となることもある。この点については、ほこりやダニなどと同じだが、アレルギー体質の人は特に注意した方がよい。
ユスリカは、特に河川や池などで大量発生することがあり、問題となることがある。琵琶湖の南湖周辺では「びわこ虫」とも呼ばれることもある。
近年は大量発生
近年は、ユスリカの数が突出して多いという。研究者らも「明らかに多い」と指摘する。
オオユスリカの春の発生ピークは、3月下旬から4月初旬とされている。
対策方法としては、通常の殺虫スプレーなどで駆除は可能だが、大量に発生したユスリカを殺虫剤などで駆除するのはあまり現実的ではないと感じる。
ただ、網戸や庭や玄関の電灯、外壁などからユスリカを撃退する忌避殺虫できる商品が発売されているので、どうしても耐えられない人は試してみるのも良いかもしれない。
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ユスリカは迷惑昆虫ではあるが害虫ではないし、放っておいても数日で死んでしまうので、あまり騒がず、発生ピークが過ぎるのを耐えて待つのが私としては良いと思う。
参考資料:
『「びわこ虫」大量発生? 今月初旬までピーク』、毎日新聞、2017年4月3日