ワードプレスでバックアップを取る方法はいくつかあります。
主なもので、プラグインを使う方法や、レンタルサーバーが提供しているサービスを使う方法、そして手動で行う方法です。
今回は、手動でバックアップする方法をご紹介します。
なお、今回ご紹介する方法は「ロリポップ」のレンタルサーバーでのやり方となります。
バックアップするファイル
具体的なバックアップ方法をご説明する前に、まずバックアップするファイルについて知っておきましょう。
バックアップするデータについては、「サーバーデータ(サイトデータ)」と「データベース」があります。
「サーバーデータ」とは
サーバーデータには、WordPressの本体、プラグイン、テーマなどが含まれます。
「データベース」とは
データベースには、投降した記事、コメント、カテゴリーやタグの情報などが含まれます。
「ロリポップ」で手動でバックアップを取る方法
具体的にバックアップする手順は以下の通りです。
「サーバーデータ」のバックアップ
1.まず、「サーバーデータ」のバックアップを行うため、FTPソフトでロリポップに接続します。
2. WordPressのファイルを全て任意の場所にダウンロードします。これでサーバーデータのダウンロードが完了です。
「データベース」のバックアップ
3.ロリポップのユーザー専用ページにログインします。
4.左側のメニューにある「サーバーの管理・設定」にある「データベース」をクリックします。
5.「データベース」一覧が表示されますので、任意のデータベースを選んで「操作する」をクリックします。
なお、どのデータベースか分からない場合は、先ほどの「サーバーデータ」でバックアップしたファイルの1つである wp-config.php をメモ帳などで開いて確認します。「/** WordPress のデータベース名 */」と書かれている箇所があるはずです。
6.「 phpMyAdmin を開く」をクリックしてphpMyAdminを開きます。なお、この画面の「サーバー」、「ユーザ名」、「パスワード」が必要となります。
7.左側からデータベースを選択します。
8.データベースの中のテーブルが表示されたら、その下にある「すべてチェックする」にチェックを入れます。
9.「すべてチェックする」の隣のメニューから「エクスポート」をクリックします。
10.「データベース “〇〇〇” からテーブルをエクスポート」の画面が表示されたら、「エクスポート方法」で「 詳細 – 可能なオプションをすべて表示」を選択します。
11. 「生成オプション」の下にある「追加コマンド」の「DROP TABLE / VIEW / PROCEDURE / FUNCTION / EVENT コマンドを追加する」にチェックを追加します。
12.「実行」をクリックします。
13.ダウンロードが開始されますので、ダウンロードしたファイルを任意の場所に保管します。