草冠(くさかんむり)に雷と書いて、「蕾」という漢字があります。
さて、この漢字「蕾」を何と読み、何を意味するか分かりますか。
「蕾」は、単独で使われることが多いですが、例えば、「味蕾」という言葉でも使われる漢字です。
「蕾」の読み方 音読みと訓読み
「蕾」の音読みは「ライ」です。
また、「蕾」の訓読みは「つぼみ」「つぼ(む)」です。
「蕾」の意味
「蕾」の意味は、「つぼみ」、つまり「開く前の状態の花」もしくは「まだ開かない花」という意味ですね。
また、「蕾」には「つぼみ」という名詞だけではなく、「蕾む(つぼむ)」という動詞としても使われます。
「蕾む」とは、「蕾(つぼみ)ができる」という意味です。
「味蕾」の読み方と意味
「味蕾」の読み方は「みらい」です。
「味蕾」とは、舌の表面にある感覚器のことで、この「味蕾」を通じて私たちは味を感じることができます。
「蕾(つぼみ)」に似た形をしているため、「味蕾」という名称が付けられました。
人間には、約1万個の味蕾があるそうです。
決して大きくはない舌に1万個も味蕾があるなんて、不思議ですね。
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-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年