
「貝偏(かいへん)」に倍の右側を組み合わせた「賠」という漢字は、ニュースや契約書などで「賠償(ばいしょう)」という形でよく見かけます。
けれども、いざ「賠」という字単体で意味を聞かれると、なかなか説明が難しいかもしれません。
この記事では、「賠」という漢字の成り立ちや意味、そして「賠償」などの関連語について、わかりやすく解説します。
「賠」の読み方と構成
- 音読み:バイ
- 訓読み:常用外で「つぐな(う)」
- 部首:貝(かい)部
- 画数:15画(貝7 + 立5 + 口3)
漢字の構造
「賠」は、左側に「貝」、右側に「立」と「口」が合わさった形になっています。
- 「貝」は、古代中国で貨幣として用いられていたことから、「お金」や「財産」に関する意味を持つ部首です。
- 「立」+「口」は、「主張する」「責任を述べる」といったニュアンスを表すと考えられます。
これらを合わせると、「金銭によって責任を取る・償う」という意味が浮かび上がります。
「賠」の意味
「賠」は単体では、「損害などを金銭で償うこと」という意味を持ちます。
日本語では「賠償」という形で使われることが多いです。
それでは、この「賠償」という熟語について解説します。
「賠償」の読み方と意味
「賠償」は「ばいしょう」と読みます。
「賠償」とは、他人に損害を与えたときに、その損害の埋め合わせを金品などで行うことです。
例えば、以下のように使います。
「賠償」の例文:
- 「会社は被害者に対して損害賠償を支払った」
- 「交通事故の加害者が賠償責任を問われる」
- 「戦争による賠償問題は、外交的に敏感なテーマである」
このように、「賠償」は法律・経済・政治の場面で頻繁に使われる重要な語です。
類語や関連語
- 損害賠償(そんがいばいしょう):損害を与えた際の金銭的な償い。「損賠」と略されることもある。
- 賠償責任(ばいしょうせきにん):損害に対して賠償する責任。
- 補償(ほしょう):損失を埋め合わせること。広義には「賠償」に近いが、違法性を問わない場合もある。
まとめ
「賠」という漢字は、「貝(お金)」と「立・口(責任・主張)」というパーツから成り立ち、「金銭によって責任を果たす」という意味を持つ重要な字です。
「賠償」や「損害賠償」などの言葉として、日常生活でも法律やビジネスの場でも目にすることの多い漢字なので、しっかりと意味を理解しておくと安心です。
以下のサイトでより詳しい説明があります。
⇒https://dkgengo.com/japanese/kanji/kanji-list/3969
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