
「激」のさんずいの部分を木に変えると、「檄」という漢字になります。
「檄を飛ばす」といった表現で使われる漢字です。
今回は、漢字「檄」について学びましょう。
「檄」の読み方 音読み・訓読み
「檄」の音読みは「ゲキ」「ケキ」です。
また、「檄」の訓読みは「ふれぶみ」です。
「檄」の意味
「檄」は、「触れ文(ふれぶみ)」や「回し文(まわしぶみ)」という意味を持つ漢字です。なお、「檄」自体に「ふれぶみ」という訓読みがあります。
「檄」もしくは「触れ文(触文)」とは、「人々に触れ知らせるための文書」のことです。「触れ書き(触書)」とも言われますね。時代劇でも、「お触書」みたいな言葉を聞いたことがある気がします。
「回し文」も、「触れ文」と似たような意味で、「物事を知らせるために、人々が順に回す文書」のことです。
「激」と形が似ており、音も一緒であることから、「激しい」ような意味に捉えられがちですが、そういった意味はないんですね。
「檄文」とは 読み方と意味
「檄文」は「げきぶん」と読みます。
「檄文」とは、「檄(ふれぶみ)」が書かれた文書のことです。
「檄を飛ばす」とは 読み方と意味
「檄を飛ばす」は「げきをとばす」と読みます。
「自分の主張や意見などを急いで多くの人に知らせ、同調して行動するように促すこと」という意味です。
「激励する」という意味と思われがちですが、それは誤りです。
三国志では、董卓の横暴を阻止するために、曹操が各地の有力者宛に檄文を送り、曹操に同調して兵を起こすように促しました。
この行動は、「檄を飛ばす」の一例ですね。
「飛檄」とは 読み方と意味
「飛檄」は「ひげき」と読みます。
「飛檄」とは、「檄文を多くの人に急いで送ること」という意味です。
上述の「檄を飛ばす」の名詞形と考えれば分かりやすいでしょう。
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-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年
